2013年6月26日水曜日

新築住宅・完成物件を購入予定ですが不動産会社が瑕疵保険があるので、第三者検査・診断は必要ないと言いますが本当ですか?

対象サービス:
新築一戸建て住宅診断(建売の診断)
内覧会立会い・同行(一戸建て)

Q:
新築一戸建て住宅を購入予定で、完成物件です。

購入前に第三者の診断して頂こうかと考え不動産会社へ申し出たところ、「瑕疵保険に加入しており、その保険のために検査もあるので大丈夫。第三者の検査・診断は必要ない」と言います。

瑕疵保険に加入していれば、第三者に診断してもらう意味はないのでしょうか?

A:
新築住宅は、瑕疵保険に加入するか供託するかのいずれかが義務付けらえており、大手以外は瑕疵保険に加入していることが多いですね。

この瑕疵保険に加入する場合、確かに現場検査が実施されますが、それは非常に簡易的なものであり、保険加入のための基準を満たしているかどうかを確認するにすぎません。

施工の品質をチェックしているわけではないため、下記のような式は成り立ちません。

瑕疵保険に加入 = 品質が高い → 誤解
瑕疵保険に加入 = 安心 → 誤解

もちろん、保険には保険のメリットがありまして、問題が生じた住宅の施工会社が倒産した時などには役立ちます。

ただ、現場で実施されている検査が簡易なものであることは理解しておいた方が良いでしょう。
アネストが実施する住宅診断・検査、内覧会立会い・同行サービスの対象住宅の多くがこの保険に加入しておりますが、指摘事項が多数出ることも多いです。

不動産会社が仰る「瑕疵保険に加入していて検査もしているので大丈夫」には、この事実を営業担当者が本当に知らない場合もあれば、第三者検査を受ける段取りが面倒で言っている場合もあるようです。

いずれにしましても、大きな買い物をする買主としては、保険だけに頼らずに本当の第三者サービスの利用を検討されると良いでしょう。

対象サービスの詳細:
新築一戸建て住宅診断(建売の診断)
内覧会立会い・同行(一戸建て)

2013年6月20日木曜日

もうすぐ新築後10年の住宅ですが、定期点検の際に第三者の住宅点検は必要でしょうか?

対象サービス:
住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て・ご自宅)

Q:
新築で購入した自宅がもうすぐ10年を経過します。

ハウスメーカー・売主による10年の定期点検があるので、第三者にも住宅の点検をしてもらうか検討していますが、必要でしょうか?

A:
新築して10年は住宅にとって大きな節目となる時期です。大手ハウスメーカーでは10年目の定期点検を実施することも多いですが、大手以外では定期点検を実施しないこともあります。

この10年という節目の重要性は、住宅の10年保証とも関係があります。主要な構造部分や雨漏りについての保証義務が10年間であるため、この期間を超えてから関連する不具合が見つかっても補修対応して頂けないことが多いです

そういった意味で、10年という節目で第三者の専門家による住宅点検(建物調査)を行っておくのは有効な選択肢だと言えるでしょう。

できれば、第三者の住宅点検は10年保証の期限を超える前にご利用いただくようご検討ください。

対象サービスの詳細:
住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て・ご自宅)

2013年6月10日月曜日

中古住宅診断(ホームインスペクション)を実施するタイミングはいつでしょうか?

対象サービス:
中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)

Q:
中古住宅の購入予定で、もうすぐ契約の予定です。中古住宅の住宅診断(ホームインスペクション)は契約後でも良いのでしょうか?

A:
住宅診断(ホームインスペクション)を実施するタイミングは、原則としてご契約前をお奨め致します。ご契約前であれば、調査結果によっては購入を中止できるからです。

契約前の実施がどうしても無理な場合は、契約後・引渡し前の住宅診断をお考えください。また、同じ引渡し前であっても売主の荷物がない状況の方が調査範囲が広いために売主が退去された後の方がより好ましいと言えます。

諸事情により、引渡しを受けられた後の住宅診断を希望される方もいらっしゃいますが、対応は可能です。ただし、前述した通りご契約される前をお奨め致しておりますのでご検討ください。

以下が一般的に考えられる住宅診断(ホームインスペクション)の実施タイミングの優先順位です。

1.契約前
2.契約後・引渡し前(売主の退去後)
3.契約後・引渡し前(売主が居住中)
4.引渡し後・買主が入居前

 対象サービスの詳細:
中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)

2013年6月4日火曜日

建築中の住宅検査ではチェックリスト(検査リスト)を利用しているのでしょうか?

対象サービス:
住宅あんしん工程検査(建築中の検査)

Q:
建築中の検査サービスの検査項目は多数あると思いますが、検査漏れが生じないようにチェックリストのようなものはあるのでしょうか?

A:
はい、アネストが行う建築中の住宅検査サービスでは、弊社オリジナルのチェックリストがあり、そのリストを使用しながら検査を行っております。



上記がそのチェックリストです。各工程ごとに、検査項目・対象がリスト化されているもので、検査の準備や現場で行う検査時に役立ちます。

但し、建物のプランや工法、工程(工事の進め方)などが現場によって異なるため、弊社オリジナルのチェックリストだけに頼るのではなく、各現場に応じて臨機応変に検査を行っております。

建築物はそれぞれがオリジナリティのあるものですから、何もかもマニュアル化できるような単純なものではありません。こういったチェックリストを活かすのは検査担当者ですから、人次第と言えます。

一方でチェックリストも用意せずに、ただ人任せにしてしまっては、ミス・漏れが生じやすくもなります。

アネストでは、チェックリスト・人の両面で検査サービスの品質にこだわっております。


 対象サービスの詳細:
住宅あんしん工程検査(建築中の検査)

2013年6月1日土曜日

中古マンション建物調査の共用部分の調査の内容・範囲を教えてください。

対象サービス:
中古マンション建物調査

Q:
中古マンション建物調査で共用部分の簡易調査がありますが、具体的にどのような部分を調査するのでしょうか?

A:
アネストの中古マンション建物調査では、ご要望に応じて共用部を簡易的に建物調査しております。これは、あくまで簡易的なものであることを十分にご理解ください。

共用部分のうち、以下を対象としております。

・エントランス付近
・購入予定住戸の所在階とその上下階のいずれかの共用廊下
・購入予定住戸の所在階とその上下階のいずれかへの共用階段
・建物の外回り(基礎・外壁)で敷地上から目視確認できる範囲
・屋上

基本的には上記が対象ですが、マンションのプラン等によっては適宜、変更することもございます。
また、屋上についてはその場で屋上へ上がる了承を得られる場合に限りますので、ほとんどの場合において確認できません。

共用部分の建物調査は、目視調査です。目視で瑕疵の存在の可能性を感じさせる症状を探すものですが、表面化していないものについてはわかりません。

極端にひどい問題・瑕疵が生じていないかどうかを簡易的に確認する調査というイメージをお持ちください。

なお、そのマンションの性能面(断熱性能・遮音性能など)についての確認をご希望であれば、別途「竣工図書チェック」サービスのご利用をご検討ください。

 対象サービスの詳細:
中古マンション建物調査